川虫
川虫に勝る餌は無しとベテランさんは言う、私もそう思うのですが、何が何でも、何時でも川虫が良い
とは限りません、いくつかの条件があり、この条件内での使用で抜群の釣果が得られるようです。
・川虫は3月解禁から8月頃が良い 解禁当初はまだまだ寒く、陸生昆虫もいない。川虫しか食う物
が無いのである。こんな時、キジだの陸生昆虫だのが流れてきても魚はビックリ! 食うはずありま
せん。もっとも好奇心?でブドウ虫などに飛びつくこともありますが。
川虫の羽化が始まる7月頃に
なると、羽化したものに飛びつき、川虫もだんだん少なく採れなくなり、食いも悪くなります。
・その渓で捕った川虫を必ず使う その渓に住んでいない川虫は食いません。釣り上げた最初の魚
の腸を裂き、何を食っているのか見て参考にしたいものです。
・濁り水や薄暗くなった夕まずめはダメ
以下私の良く使う川虫のみ紹介します
チョロ
ヒラタカゲロウ、タニガワカゲロウ、
フタオカゲロウ類の幼虫
何処でもいる 流れの速い石周り
ヤマメ、イワナの大好物 餌持ち悪い
カメチョロ
マダラカゲロウ?の幼虫 尾を跳ね上げ威嚇するやつ
餌持ちはチョロより良い
生息しない渓もある 流れのある石の下流にタモ網を
おき、石をひっくり返す ヤマメ、イワナの好物
鬼チョロ
カワゲラの幼虫
浅瀬、 小砂利の下流にタモ網をおき、 足で小砂利を
ザクザク!
餌持ち良く、丈夫 動いたり岩に張り付いたり元気過
ぎるので、 頭をチョイつぶし 、おとなしくさせてから使う
しかし、やり過ぎはダメ、足が動いていないとダメです。
ヤマメも食うがイワナはもっと良い 2cm位が良い
上記の他、川虫の中で最も釣果が良いとされるピンチョロ(モンカゲロウの幼虫)がいますが、私は通常使
いません。 釣行時は川虫採取網を持たず、タモ網で代用するため、 泥、砂、小砂利をすくうと、網の端が
ほころびてしまうためと、小さなピンチョロは網目をくぐりぬけてしまうという理由なのです。
その他、クロカワ虫、ヘビトンボ、ムカシトンボ他いろいろいますが、食いはいまいちで、チョロ類が採れない
時に使う程度です。