燻製作り
私の燻製作りは極シンプルでいい加減です。調味料も塩のみです。しかし味は抜群と皆さんが言ってます
さて何処が違うのでしょうか?・・・・・こだわりはあります。 冷凍しない! 滑りをとる、陰干しを充分に!
桜のチップしか使わない!など さてさて工程を簡単に申し上げておきます。
塩漬け→塩抜き→滑りとり→増し塩→一夜干し→燻製蒸し2時間→真空パック→魚市場へ
1 塩漬け

釣ってきた魚を先ず塩漬け20分する。濃度は水1000ccに対し塩120cc
程度。 目的は滑りとりが主
2 塩抜き

水道の水を細くし20分間垂れ流す。
3 滑りとり
塩抜きしているときも滑り皮が剥がれ水と共に流れるが、更に右手、左手の手のひらで魚をサンドイッチ
にしてもみ流す。これは滑り臭さをとるのに極めて有効である。
4 吊るし用フックを付ける

吊るし用金属フックを口の中から、頭に向け刺す。
楊枝棒を2〜3cmに切って、腹が閉じないようにツッカイ棒とする
5 網かごに吊るし、一夜干し

吊るす前に増し塩しますが、手でふると均一にならないため、塩漬けと同じ容
器に同じ濃度の塩水を作り、 この塩水の中を潜らす程度にし、3分位の間に
全部吊るし終わらせます。 かごの底には新聞紙を5〜6枚重ねて置き、魚と
魚は接触しないように吊るす。
6 燻製蒸し器に吊るす
蒸し器は市販の物で底の無いものを使います。魚の下には汁受け
皿を置く。受け皿は耐熱性の紙皿を求め中央部をカッターナイフで
8分割くらいの切込みを入れ、中央部を上の方に曲げておく、こうす
ることで煙が中央からも出るようになる。魚と魚は接触しないように
7 チップを盛り、蒸す
アルミかステンレスの大鍋の蓋を逆さにしてコンロの上に置き、桜のチップを
大盛3握りを盛り、蒸し器本体をチップ蓋の上に置き、コンロを点火する
炎の先端がチップ蓋に触るくらいの弱い火力で、チップが1時間位で燃え尽き
るよう火力調節します。 チップが燃え尽き、 煙が出なくなったら、チップを新し
いもの3握りに変え、更に1時間蒸します。 最初の1時間蒸しでは、蒸し器の
蓋はぴったり閉めず、蒸し器の中にこもった水蒸気を逃がすようにします。
特に梅雨時、一夜干では魚が乾燥しないため、密閉して蒸すと、魚の骨身が
柔らかくなり、吊り具よりズリ落ちてしまいます。 一夜干しを2日干しにすれば
水分は取れますが鮮度が心配になります。 この辺が燻製作りの経験が絡む
難しさなのですが、兎も角一夜干しで蒸し、魚が落ちなければ良いのです。
つまり最初の1時間蒸しは水分を取るためで、2回目の1時間蒸しで完全に蒸
し上げるのだと解釈します。チップは2倍使用することになりますが、身の締ま
った綺麗な美味しい燻製には代えられません
8 吊りフックを外す

蒸し上がり後、1時間内にフック、楊枝棒を外します。 時間が経つと硬くなり、
外しずらくなります。
9 真空パック

市販のパック器で真空パックし出来上がり
1本 1000円? なり!