鎌倉 十二所の梅林(十二所果樹園内)      2006-2-23    保存会

鎌倉に見事な梅林が在るという?・・・・   鎌倉霊園墓参りの帰り立ち寄ろうとしたのだが、案内看板らし
きものが見当たらない。鎌倉市に電話したら、風致保存会を紹介された。保存会の方は親切丁寧に道順
を教えて下さったが、案内板は完備されてなく、果樹園という手書き小板が小滝の分かれ道にあるだけと
のことで、梅林は果樹園内にあるという。また駐車場がないのでバス道路から25分歩って下さいとのこと
でした。 バス停十二所神社付近から右に古跡、朝夷奈切通への道を川沿いに進むと、小滝(三郎の滝)
が現れ、左が切り通し、右が果樹園への分岐点である。 ここから果樹園までは緩い上り坂で、途中は石
材置場や石材廃材が散乱しており、自然環境をかなり損ねている。 最後の石材置場から果樹園までの
300m位は急な上り坂で、閑静な自然林となり、やがて錆びた鉄製の不恰好な門がお目見えする。入園
期間は7月1日〜8月20日と10月21日〜5月10日で、この期間以外は鍵が掛けられるとのこと。管理
人は常駐ではないが、手入れ、清掃を兼ねて誰かいるという。 園内には散策道があり、造成のない、自
然林そのままのすばらしい環境で、閑静の中にも小鳥の鳴き声が心地良かった。  ここには梅、桜、栗、
ゆず、松、他雑木が植樹?されてるが、特に梅林は見事である。今年は開花が遅れ、 殆ど咲いていなか
ったが、日当たりの良い、ある種の梅は10本位まとまって3分咲きといったところでした。 保存会では見
ごろは3月3日位からか・・・・とのこと。収穫時には青梅を鎌倉市民に格安で提供するという。この日は時
間が無く、頂上まで行かなかったが、頂上の展望広場からの眺望はすばらしく、左手に横浜の海、右手に
鎌倉の海が見えるという、晴天時には千葉や伊豆半島も見えるとのことでした。また保存会に確認した所
によると、公園ではないので、トイレ、水飲み場はないという。自然保護のためには人が入らないほうが良
いのだが、黙々と保存するより、市民の憩いの場所としてトイレくらいはと思うのだが・・・・・


下の方は全く咲いてない


三郎の滝 分岐点 左は朝比奈切通し 右は果樹園             果樹園ゲート
     



陽だまりの早咲きの梅? 3分咲き