今泉 白山神社 大注連祭(おおしめさい)  2007−1−8

鎌倉広報で大注連祭を知り、隣町で近くなので、行ってみた。広報では9.00からとあったが実際は9時から製作が始まり
神職さんによる儀式は13.00時頃からとのことだった。
参拝客に大注連祭とは・・ と伺ったが、大きな注連縄を新しくするらしい 程度のことでした。5〜6人でわらを見繕っていた
地元の人に聞くと、普通の注連縄じゃねえよ、むかでだよ! と言って多くを語ってくれない。そうこうしているうちに、神奈川
新聞の切抜きを持った人が寄ってきて、見せて下さった。  やがてもう1人朝日新聞の切抜きをもった方も寄ってきて見せて
下さり、やっと理解できました。  それらの記事によると
白山神社は1190年に源頼朝により創建されたと伝えられ、もとは毘沙門堂と呼ばれ、今泉の鎮守でした。ここには頼朝が
京都へ上洛の折、 鞍馬寺からもらい受けたと言われる毘沙門天立像が収められており、 毘沙門堂への階段を登りきった
ところに、毘沙門天の使いであるムカデ(百足)を模想した大きな注連縄が祀られ、住民の守護神と伝えられているようです。
大注連祭とは1年に1回新旧交換の儀式で、 その作製技術は古老から若い世代に引き継がれ、 村民が力を合わせて作り
上げ、地域の安全と豊穣を祈願したとのことである。
ムカデ大注連縄は長さ6〜7mくらいあるが、飾る高さが3m位で、低さに少々驚きました。


ムカデを模想した注連縄                      毘沙門堂
 

毘沙門天像


注連縄に使う藁を見繕う伝承住民                  入り口付近の小仏郡 (市指定有形民族文化財?)