@熊野神社  大船町内会館の裏山


当神社は大船の総鎮守で祭神は日本武尊です。神社の創建年代ははっきりしてませんが、平安朝
末から鎌倉時代にかけて熊野信仰がさかんであったことから、この時代の創建ではないかと考えら
れます。相模風土記には「古来は画像が奉安してあったが、天正7年(1579)当地の豪氏、甘糟太郎
左衛門尉平長俊が熊野権現神像を安置し、熊野神社別当寺院として多聞院を創建した」とあります

社殿   入母屋造妻入で間口2間、奥行3間
本殿   平成16年11月17日に鎌倉市指定重要文化財になったばかりです。
御神像 鎌倉市指定重要文化財   木造熊野権現坐像 1躯   木造随身像半跏像(左右に2躯)   木造狛犬像2躯


平成になってから町内の皆様のご寄付によって造られたも
のです。例大祭には宮司と八幡宮の神官とで「鎌倉かぐら」
が奉納されます。
   
未社の琴平宮は祭神が崇徳天皇で創建は安永9年(1780)
に当時の地頭で旗本の長山氏が勧請したものです。この長
山氏は安永2年に、 従5位下讃岐守に任じられているので
琴平を祭ったものと思われます。