文殊堂


 桁行3間、入母屋造茅葺造りで、このお堂は明治14年に扇が谷の英勝寺から移築したもので秋紅殿とも
呼ばれ文殊菩薩坐像は県指定重要文化財になっています。  文殊菩薩は、 諸々の仏の智慧をつかさどる
御仏で古くから町内の人々からも篤く信仰されています。 文殊祭りは例年1月25日に行われ、建長寺管長
さんが導師となり、般若経の読経があります。 この日以外は開扉されない秘仏となっております。またこの
文殊像は我が国の5大文殊の一つで常楽時は第3位と伝えられています。伝説によると、首部は蘭渓道隆
が日本に来た時に携えてきて、胴部を日本で補造したと伝えられています。この他、このお堂の中には毘沙
門天立像、不動明王立像が左右に安置されております。 変わった仏像では、宇賀神像といって、かえるの
上に乗る蛇身で、頭部があごひげを生やした老人となっている像があります。