249GHz帯オフバンド防止対策 2002-6-28   JA1ELV 太田永茂   現在135GHz帯等では通称"鳴き合わせ"と称し交信前の周波数チッェックを行っております。 135GHz帯以上になりますと、ミニパワーの上、アンテナのビーム巾が狭いため、発射周波数を 予め±20KHzくらいに合わせておかないと交信成功が難しい状態となっております。 "鳴き合わせ"手順 移動実験参加者は個々のトランスバーターの電源を入れ20〜30分ヒートラン後、予めスペアナで 較正した基準信号源(249.080GHz)の信号を受信確認後、同じ周波数で1人づつ送信し 間違い無く信号源の周波数で送信されていることを全員確認します。 もしこの時、装置のトラブル等で信号源周波数での送信確認が出来ない局は、その場で離脱しますので 間違ってもオフバンドで送信するようなことはありません。 また送信確認の際、IF受信周波数をf min~f maxまでスイープして寄生発振、異常スプリアス等の確認 をしますのでバンド外への寄生発振、異常スプリアス等も容易に推察して離脱します。 "鳴き合わせ"は、ミリ波移動実験において重大、且つ不可欠となっておりましてオフバンド対策、 異常スプリアス対策に万全を期することが出来るものと確信致しております。 以上お含み置きの上、何卒認可頂きますようお願い申し上げます。